選果作業 社員インタビュー

現業加工部
課長 兼 第2選果場長

櫻庭 英明

Q.入社のきっかけと入社後のキャリアを教えてください。

入社して20年になります。それ以前は県外でトラック運転手や道路関係の会社に勤務していました。地元に戻ってからはアルバイトでりんご屋さんでドライバーをしながらりんご業界の人と知り合いになりました。その中で、当時この会社で働いていた社員の方に一緒にやらないかと誘われ入社しました。

現場の総責任者となったのは3年前くらいでしょうか。それまでも責任者と同じような目線で見てきたので責任者になったからといって気持ちに大きく変化することはありませんでした。

人のマネジメント、りんごのマネジメント、全体の計画を推進していく中で絶えず課題はあります。それをひとつずつ、解決していくのが役割ですが、りんごを流す量を増やすと品質が変わりますし、減らすと全体の計画が滞る。そのバランスをいかにとるかを試行錯誤しています。来季はまた新しい機械を入れ、より効率と質の両立が高まる見込みです。

今年は特にマネジメント候補者を採用できたのが大きな一歩です。自分と同じ目線で見れる人が増えていくのはありがたいことです。

Q.仕事の大変さ・やりがいや面白さは?

業務の中での頼まれごとは断らないようにしているので、それを貫くのは大変なことではあります。

でもこれは自分が若い頃に会長から「やりもしないで出来ないはないでしょう」と言われたことがきっかけで、確かにその通りだと思い、頼まれたことはまず「どうしたらできるか」を考えて臨むようにしてきました。前任の責任者もそうだったように思います。

若手のメンバーたちにも本当は、業務スキルの事だけでなくそういったスタンス面、人として大事なことをもっと伝えていきたいですね。

Q.今後の目標や取り組みたいことを教えてください。

社長から経営指針が伝えられ、今10年後に向けた目標の策定をしています。全体として何を目指すかが大事なのでまずはそこを作り切りたいです。

一方、そのような長期目線をもちながらも毎日毎日の積み重ねも大事です。

新入社員とは、今日気になったことを1つ、分からないことを1つ私と会話することを求めています。1つずつ、少しずつ前進していけば数ヶ月後、しっかりと成長していけるはず。

短期目線・長期目線の両方をもちながらマネジメントに取り組んでいきたいです。

現業加工部
第1選果場長

長内 智香

※写真1番右

Q.入社のきっかけと入社後のキャリアを教えてください。

パート含めて29年になります。社員になったのは16年前くらいですかね。入社のきっかけは、当時息子を保育園に送迎する途中にこの会社があり、自転車でよく通っていたんです。当時は考えが甘くて、まさに主婦の腰掛のような気持ちで「2時間だけでも働けたら」という気持ちで入りました。

最初2時間だけの勤務も、子どもが大きくなるにつれ4時間になり、8時間になり、そして今は社員となっています。

今は第一選果場の全体統括をしています。どこかでりんごがだぶついていないか?仕事にあふれている人はいないか?何か問題が起きたときにはどのように改善していくか?といったことを考えて動いています。

Q.仕事の大変さ・やりがいや面白さは?

やりがいを感じるのはやはり注文をこなせたときですかね。達成感を感じます。それ以外にも、日々の楽しさもありますね。基本的に、忙しいことが好きなのでしょう。仕事が多すぎるとパニック状態になることもありますが、追われるくらいの方が楽しいです。

Q.今後の目標や取り組みたいことを教えてください。

現在、定年間近の59歳。定年3年前には後任となる人に任せて、見届けていきたいですね。統括として私が大事にしているのは人の心です。ガンガン注意してもだめですし、ダメ出しするのではなく、こうしたほうがいいよ、と伝えていくように心がけています。

私自身は仕事を見よう見まねで覚えてきましたが、今は見て覚えろにしないように、自分の引き出しから言葉を伝えていくようにしています。

選果場では一人ひとりの作業の積み重ねで商品ができていきます。みんなにどうすれば動いてもらえるのかを考え声がけをしていくことをこれからも心がけていきたいです。

現業加工部
パッケージ班 班長 

小堀 明美

Q.入社のきっかけと入社後のキャリアを教えてください。

直近は縫製会社に勤務していました。子ども3人を育てながら働いていたのですが、両立に腐心していました。子どもの行事で仕方なく休みを取ることもあったのですが、あまりいい顔をされず…。仕事も子育ても両立出来る会社で働きたいと思っていたところに、ちょうど当社の求人チラシが届きました。そこには子育て中の方も歓迎するという文言を見つけ、「こんな会社があるのか!」と思い応募。面接でも子育てとの両立がしたいということをお伝えして、理解いただき採用となりました。

Q.仕事の大変さ・やりがいや面白さは?

りんごをきれいに納められたときは嬉しい気持ちになりますね。りんご同士の組み合わせを考えるのが好きです。今現在は班長として8〜10人くらいのチームを担当しています。

チームをまとめるのは簡単なことではありません。でも、私自身が班長としての役割を果たせるのは、みんなに助けてもらっているからだと思います。私自身は忙しければ忙しいほど燃えるタイプですね。納期までに終わったら、できたねすごいね!とみんなで共有し合っていますが、そういう瞬間にやりがいを感じます。

Q.今後の目標や取り組みたいことを教えてください。

入社時はパートでしたが、会社から提案していただき今は社員として働いています。社員にならないかと声をかけてもらったときには、頑張ってきたことを会社が見てくれたのだなと嬉しく感じました。

これまではパッケージを担当してきましたが、今後は選果場内の仕事を一通り全部出来るようになりたいと思っています。パートとして働いている方の中には社員である自分以上にできる作業の幅が広い方がいて、何でもできてすごいなと感じています。私もその方のように出来る業務を広げたいです。私自身が様々な業務ができるようになれば他の作業のヘルプに入れるし、フォークリフトの免許も取ろうかなと思っています。私がフォークリフトに乗れるようになれば、フォークリフトオペレーターに頼らずとも自分の班で必要なりんごをフォークリフトに乗り自分で取りに行くこともできますからね。

自分にはチームをまとめる力があるのかな?と不安に思うこともありますが、今以上にいい雰囲気を作っていきたいです。雰囲気づくりのためには声がけが大事だと思っています。にぎやかな感じに、楽しくやりたいなと。

仕事と子育てをどのように両立させればいいのか途方に暮れていた6年前の自分のような方がいれば、ぜひ一緒に働きませんか?と伝えたいです。以前勤めた会社では子どもの体調不良や学校行事で休むことに理解がなく、気まずくなるようなこともありました。でも、当社はそうではありません。子育てしている人が多いので、お互いに応援し合っている感じがしています。

それから、最後に・・・私は県外の出身で、りんごのことは入社するまでまったく知りませんでした。でも今はこうして仕事ができています。私のようにりんごに詳しくない人でも働きながら詳しくなるので大丈夫ですよ。

現業加工部

栗林 悠貴

Q.入社のきっかけと入社後のキャリアを教えてください。

入社2年目です。

前職は公務員でした。特殊な勤務形態で子育てとの両立が難しかったのと、これからのキャリアを考えたときに30歳までに次の道を、と思い転職しました。

転職活動を経て様々な会社を受け、最後当社に決めたのは、この会社が一番自分のことを必要としてくれたと感じられたからです。

入社してこの半年間は、とにかく課長の仕事を軽くできるよう、自分も覚えていこうと必死でした。実家がりんご農家だったこともあり、0からのスタートではなかったけれど、階級の微妙な違いを判別する難しさは感じます。毎年やり続けていくことで、りんごについてもっと詳しくなっていきたいです。

Q.仕事の大変さ・やりがいや面白さは?

選果場内が滞りなく動いている状態を作ることが私の役割だと捉えています。機械に不調がないか、りんごの供給が滞っていないか、人の配置がどうか―そのようなことを気にしながら作業を行っています。

私自身の役割は裏方だと捉えていて、主役のスタッフさんたちの手を止めることがないよう、スムーズに、効率よく作業出来る環境・体制作りに徹しています。そのためには必要以上に遠慮したりせずに行動していく必要があるなと感じています。

Q.今後の目標や取り組みたいことを教えてください。

「現状維持は衰退と同じ」だと思います。同じように日々を繰り返しても、時間と時代が変わっていく中では衰退しているのと同じです。少しずつでも同じ目線でよりよく、高め合っていけるようなチームを作って行くことが目標です。もっとみんなで高め合えるような職場作りが出来たらいいなと感じています。

そういう環境を作ることができれば自然と現場も効率よく生産率も上げることにつながると思います。そのためにもコミュニケーション、意思疎通の澱みをなくしていきたいですね。

個人的にはこの夏にフォークリフト免許を取りたいと思いますしゆくゆくは、大型免許の取得も考えています。

マルジンサンアップルの一員として大きい人でなくていいけれど必要な人になりたいです。
急にどこかの部署で人が足りなくなったときに、ピンチヒッターとしてリフトに乗れる、トラックを運転できる、そんな風になりたいです。自分ができることを増やすことで、誰かのピンチを助けられる人になれたらいいですね。

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